教えて!鳩対策センターさん

/2015.08.05

対策を行う上で鳩の生態を知っておこう!

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鳩被害を防ぐにはまず鳩を知る事

近年、鳩は人間の生活圏内にも進出してきているため、川沿いの遊歩道や公園、住宅地、工場など、あらゆる場所で見ることができます。これらの鳩はどれも同じ種類というわけではなく、よく見てみると色や模様が違います。現在、日本でよく見られる鳩は2種類います。
ひとつはドバトという鳩で、カワラバトとも呼ばれます。ドバトは公園などで見られることが多く、人間の生活圏内でよく見かけるのはこの鳩です。元々は伝書鳩やレース鳩などで海外より持ち込まれたものが野生化したとされています。羽色は灰、黒、紫、赤、緑、黄色など非常に多彩です。
もうひとつはキジバトという鳩で、ヤマバトとも呼ばれます。キジバトは主に雑木林などで見かけることが多く、どちらかというと自然が多い環境に生息します。雌雄2羽で行動することが多いのが特徴です。色は全体的に灰褐色で、首に茶色の鱗模様があります。また、羽にも大きな鱗模様があるため、ドバトとの区別は簡単にできます。
この2種類のハトのうち、人間の生活にも大きく関わるのはドバトです。そのため、ここではドバトについてご紹介します。

■ドバトの天敵

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生き物には、自分たちにとって脅威となる天敵と呼ばれる生き物がいる場合があります。ドバトの天敵は同じ鳥類であるカラス、ワシ、タカ、フクロウです。加えて、猫も天敵です。同じ鳥類であってもカラスは雑食で、ワシ、タカ、フクロウは肉食であるため、鳩を食べることがあります。

ドバトの天敵は前述のとおりですが、日本で生活しているドバトの場合、実質的にカラスと猫だけが天敵となります。なぜならばワシやタカ、フクロウは日本の住宅地など人間の生活圏内では滅多に見られないため、ほとんど襲われる心配がありません。ですので、ドバトにとって、ワシ・タカ・フクロウはほぼ警戒する必要がなく、カラスや猫もほかにエサがたくさんあることからかなりの安全は確保できているといえます。こういった天敵の少なさから、ドバトはその数を次第に増やしているのです。

■ドバトの帰巣本能

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鳩の習性としてよく知られているのは、帰巣本能です。動物の中には帰巣性を持つものがあり、自分の住処を認識して離れた場所からでも帰ってくることができます。この帰巣性のうち、学習や経験によらず、先天的に備わっているものを帰巣本能といいます。つまり、生まれたときから帰る場所がわかっているのです。伝書鳩やレース鳩などは、この習性を利用しています。

ドバトの帰巣本能は非常に強く、500km~1,000kmもの距離が離れていても戻ってくることができるとされています。鳩は地磁気や視覚、嗅覚などさまざまな情報を総合的に統合し、飛行した地形図を記憶しているとも言われていますが、まだまだ研究段階であるため詳しいことはわかっていないようです。

■きちんと習性を理解しよう

ドバトの生態・習性については、帰巣本能以外にもさまざまなものがあります。たとえば同じ動線で生活をしたり、マンションやビルなどの建築物に巣を作ったりするということが挙げられます。同じ動線で生活をするというのはあまり他の鳥には見られない習性であり、この習性があるために糞害など鳩による被害は大きくなります。マンションやビルに巣を作るのは、ドバトの原種であるカワラバトがもともと河原や崖などの岩場に巣を作っていたことが影響しています。三方を囲まれた環境は安全性に優れているため、そういった場所を好んで巣を作ります。
こういった生態・習性は、鳩対策をするためには大切なファクターとなります。鳩の生態・習性を考慮して対策をすれば、より効果的に被害を防ぐことができます。自分で鳩対策を行う場合には、鳩の生態・習性をきちんと学び、適切な対策ができるようにしましょう。業者に任せれば専門家による対策が可能ですので、これもひとつの手段といえます。

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