鳩対策/2019.04.08
鳥害対策には、どうして安全性が必要なのか。
安全性の軽視で発生するリスク
鳥害対策を行う場合、確実な効果と共に大切にしなければいけないのが、安全性への配慮です。法令に則った施工を行うための資格の取得はもちろん、施工方法や施工に用いる器具や材料にも安全性への観点が求められています。
仮に、安全性を軽視した場合は次のようなリスクが考えられます。
日本鳩対策センター(以下弊社)のような鳥害対策業者が作業を行う際に安全性を欠いた場合、事故が発生する確率は決してゼロではありません。万が一、そのような不測の事態に陥ると、作業日程の遅れが発生し費用がかさみ、お客様への負担も発生。作業を行う施設が、商業施設のような人々が集う場所であれば、印象が悪くなるといった問題もあります。
さらには、施工方法に問題があり、建物を傷つけることや施工器具が落下し、ケガをしてしまうといった事態になると、依頼主であるお客様は甚大なる被害を受けてしまうでしょう。
鳥害対策に限らず、多くのサービスがそうであるように、安全性の確保は社会的なニーズでもあります。そのため、弊社では、鳥害対策の効果を高めると同時に、安全に施工を行うための取り組みを数多く行っています。
法令遵守を大切にした取り組み
高さ2m以上の高所で、作業床を設けることができない困難な場所において、
ロープを用いた施工を行う作業員は、ロープ高所作業特別教育の資格取得が法令によって義務付けられています。そのため、この資格を保有していなければ高所でのロープ作業はできないため、弊社では高所でのロープ作業を行う作業員の全員が資格を取得しています。
また、施工などの作業を直接行う現場では、主任技術者の資格(2級建築施工管理技士等)を取得している作業員の配置が建築業法において定められています。施工内容や工程、技術的な管理など、施工を適切に行うための役割として配置が必要です。こちらもついても、作業を行う現場には必ず主任技術者の資格を持つ社員が立ち会い管理をしています。
このように弊社では、お客様へ安全性を提供するため、当然のことながら法令遵守をベースとした施工に取り組んでいるのです。
確かな安全性を確保する商品
また、可能な限り事故などのリスクを軽減させるために、弊社では施工に用いる商品においても配慮をしています。
一つは、鳥害対策に用いる器具です。例えば、鳩が躯体にとまらないような効果を発揮する剣山(スパイク)を用いる際は、経年劣化による落下を防止するために樹脂製の剣山やオールステンレス製の剣山などを使用しています。
もう一つは、躯体を傷付けないことも安全性につながります。仮に、ビスや釘などを壁に打ち込み固定する場合、そこからひび割れが発生し、水漏れや躯体の強度を弱めてしまい建物の安全性を損ねる可能性もあります。そのため、弊社で使用している鳥害対策専用ネット「ピーコンネット」の専用取付具である「ピッタンコ」は、エポキシ系躯体に合わせた接着剤を用いて取り付けを行うことで躯体を傷付けないことはもちろん、確実な固定も実現しています。
弊社では、これらの安全性における自信から、もっとも配慮が必要とされる駅舎でも施工の実績があります。人の往来が多いため、万が一、商品が落下するとケガを負わせてしまう可能性が大きく、とりわけ確実な施工技術が求められます。この場合においても、H鋼に特化した取付具であるトルネードクリップや某新幹線でも採用されたをフランジワイヤーロック使用することで、経年劣化や電車の振動による緩みの心配もなく固定が可能なのです。
このように、お客様ごとに最適な安全性を確保するため、弊社では独自の商品開発にも積極的に取り組んでいます。
安全性の確保するための独自商品
社会的なニーズが高まる中、お客様からのご要望も多様になっています。例えば、マンションの共有部に防鳥ネットで施工を行う場合、火災が起きたときに脱出経路を確保できない理由から対策を行うことが困難でした。そこで、弊社では、手で破くことができる防鳥ネットを開発。また、火災の原因や助長することがないように難燃性の素材を使用することで、安全性を確保しています。
このように、これまでは不可能と思われていた対策を可能にし、さらなる安全性を確保するため、独自に商品開発に取り組んでいるのです。お客様から寄せられるさまざまなご要望を整理し、素材を扱う企業様と相談しながら日々、新たな商品開発を行っています。
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