人獣共通感染症

鳩やカラスが起因する「人獣共通感染症」について

人間とほぼ同じ生活空間を共有しながら、独自の社会を作っている野生動物がいます。ネズミやカラスやドバトに代表される「都市型野生動物」です。彼らは餌やすみかに関して人間社会を巧みに利用し、依存している上、集団の密度も高いため、いったんその中で病気が流行すると、直ちに人間に対する大きな感染源となる可能性をはらんでいます。

特に、感染源としてのハトの糞の危険性についてですが、都市部に多いハトは主にドバトですが、実際にはキジバトも多数すみついています。特に公園などでは、不特定多数の人間によって餌付けが行われるために多数のハトが群れをなして集まってきます。その結果、大量の糞便が堆積したり、風で舞い上がったりしています。

この糞便にはクレアチニンという物質が豊富に含まれています。クレアチニンはクリプトコッカスという病原性真菌の増殖に必須の栄養素でもあり、ハトの糞はクリプトコッカスの増殖の温床になっていると指摘する研究者もいます。

クリプトコッカスはヒトの肺などで増殖して、小児や高齢者など、免疫力の低い人たちの肺や脳に病変を作ることがあります。糞が堆積したり、風で舞い上がることがないように、頻繁に掃除をするのが、クリプトコッカス感染に対する最も手っ取り早い予防法と思われます。

 

クリプトコッカス症とは

ハトの糞便に潜むカビから発症します。感染動物はハト以外にネコ。経口により感染します。人の主な症状は肺に感染した場合、発熱、胸痛。髄膜炎になった場合は、中枢神経症状になり、死亡する場合もあります。

クリプトコッカス症以外にもヒトに伝染するペット等の病気として「オウム」病があります。「オウム病」という病名からすると、オウムだけから感染する病気と思われがちですが、オウムを含めインコやニワトリ、アヒルなど、ほとんどの鳥類が菌を持っているといわれています。

 

クリプトコッカス症を更に詳しく知る

クリプトコッカス菌はカビの1種で、土壌中に広く分布しています。鳥類の堆積した糞便に含まれている窒素成分を栄養源に、低温のところでよく増殖します。ただし、トリの体内は、哺乳類より体温が高いため、感染も増殖もしません。トリでは菌が増殖できないため、糞で増殖し、物理的に広がります。

また、止まり木などハトがよく止まる場所にも付着しています。ハトの糞便が乾くと、空中に舞い上がり、呼吸と共に人の肺の中に取り込まれます。感染した場合、肺に病巣を作りますが比較的、軽い病気です。しかし、HIV感染者や臓器移植後の免疫抑制剤を使用している人など、免疫力が低下している場合、高確率で感染します。感染すると、中枢神経に侵入し、髄膜炎や脳炎を起こします。免疫力が落ちている人の場合、死に至ることもあるので注意が必要です。また、発症するまでの期間には個人差があります。

 

雌が巣場所を決める

クリプトコッカス症以外にもヒトに伝染するペット等の病気として「オウム」病があります。「オウム病」という病名からすると、オウムだけから感染する病気と思われがちですが、オウムを含めインコやニワトリ、アヒルなど、ほとんどの鳥類が菌を持っているといわれています。

病原体はオウム病クラミジアです。感染したトリの糞便の中に混入しています。鳥かごを掃除するときに乾燥した糞便が舞い上がり、人が吸引することによって感染したりします。ほかにはエサを口移しで与えたり、噛まれて感染する場合もあります。しかし飼い主が、この病気を正しく理解していれば予防できる病気ですし、適切な治療を受ければ完治するので、むやみに怖がる必要はありません。

 

オウム病を更に詳しく知る

原因菌のクラミジアは、細菌とウイルスの中間的な病原体で、生きた細胞の中だけでしか生きられません。

人が感染した場合、大人が発症することが多く、子どもへの感染は比較的、少ないと言われています。症状としては、1~2週間後に発熱し、セキが出て頭痛、全身の倦怠感、筋肉痛、関節痛など、インフルエンザによく似た症状が現れます。こじらせると呼吸困難や重症肺炎、髄膜炎を起こして死に至ることもあります。

カゼに似た症状のため、ペニシリン系の抗生物質を用いやすいのですが、効果がありません。トリを飼育していて、人にカゼの症状が出て、トリの具合も悪そうな場合には、ただちに病院に行きましょう。

感染した場合、人もトリも抗生物質での治療が可能です。人の場合は、抗生物質を投与しながら、血液検査で経過を見ます。トリの場合は、抗生物質を30~45日間投薬し、その後の検査で、糞便からオウム病クラミジアが検出しなくなれば、完治したと考えていいでしょう。

オウム・インコ類、ハト、シチメンチョウ、アヒル、十姉妹やカナリアなどのフィンチ類、野鳥の順に人に重い症状を引き起こします。

トリが感染した場合は、さえずりをしなくなり、次第に元気がなくなってきます。さらには食欲が落ち、下痢を起こし、死んでしまうケースも少なくありません。

オウム病を防ぐには普段から、過剰な触れ合いをせず、口移しでエサなどを与えないこと。トリに触ったら、必ず手を洗う。乾燥した糞便から病原体が空気中を漂い、吸い込みやすくなるので、鳥かごやベランダ等の糞はこまめに、よく掃除して清潔を保つようにします。糞便からオウム病の検査を行うことができます。

 

その他(病原菌・寄生虫)による健康被害

■サルモネラ食中毒
集団食中毒の多くが、サルモネラ菌によって起こります。この菌はネズミの排泄物によって媒介されるのですが、ハトの約2%がこの菌を保有しそのフンからサルモネラ食中毒が起こっています。

脳炎
ハトも脳炎ヴィールスを保有することがあり、コガタアカイエカの媒介によって人に感染します。
高熱・頭痛・嘔吐があり、2、3日後に意識混濁、けいれん等が起こります。
感染した人の20%は、治っても手足の麻痺や知能障害などの後遺症が残ります。
■アレルギー
羽毛や乾燥フン末により、喘息発作を伴う重いアレルギー症状を起こすことがあります。
また伝書鳩の飼育者のなかには末梢ガス交換組織を侵す肺疾患が発生することがあります。
これは、ハトの排泄物中の抗原を吸入することによって引き起こされます。
■ニューカッスル病
ハトを含む多くのトリがこの菌をもち、呼気沫や外部寄生虫の媒介によって発病します。
ニワトリのニューカッスル病は野鳥がヴィールスを運ぶためともいわれています。
人間に感染しますと急性類粒結膜炎が一般的な症状として知られています。
■トキソプラズマ症
Toxoplasma gondiiという原虫が原因で起こります。妊婦がこの原虫の胎盤感染をうけますと
流産し、また出産しても産まれた子供に脳障害を生じることが多い危険な病気です。
■ヒストプラズマ症
Histoplasma casulatarum というカビの一種により発病し、肺結核に似た症状を起こします。
このカビはハトのフンに空気中の胞子が落ち、温度・湿度などの条件がそろうと急に増殖し、
これに人間がふれると感染します。


■寄生虫による健康被害

鳩の外部寄生虫の中には人体を刺咬するものがあり、人間の生活環境近くに侵入してきた場合、
その被害が発生する可能性が十分に考えられる。主要なものはいわゆるダニ類と昆虫類がある。

【ダニ類】
ワクモ、トリサシダニ、トリヒゼンダニ、ハトウモウダニ、ハトヒナイダニ、ハトウジュイダニ、
ハトヒメダニ

【昆虫類】
ハトトコジラミ、トリノミ、ハトナガジラ

トリサシダニ 全世界の温帯に分布し、家畜、野鳥を吸血するが、人を刺す事もある(皮膚炎等)。
ワクモ 昼間は鶏舎の壁等に潜伏し、主として夜間鶏を襲う、鳩にも寄生し、人も吸血されるが、この場合寄生は一過性のものである(セントルイス脳炎を媒介)。
ウモウダニ 鳥類の羽毛にたかり、羽毛や毛皮のくずを食べて生活。
ヒメダニ 鳩に寄生し、人を襲う例は少ない。
ヒナイダニ 鳩の皮肉や、羽毛の中に胞を作って

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